【気象予報士解説】“最強寒波”近畿でも大雪 9日夜から10日がピーク 降らなくても路面凍結注意
等圧線が縦縞模様のときは北風が吹きます。その間隔が狭いときは、北風がやや強めに吹きます。北寄りの風がやや強く吹いて、上空の寒気。平地で雪の目安は和歌山県の南の方まで入ってくるので、広い範囲で雪が降ります。大雪の目安となる寒気が、今季初めて入っていきます。真冬の一番強い寒気です。降り方が激しくなります。日本海の海水温度も高いので、水蒸気の材料も、雪雲の材料も多い状態です。大雪、吹雪になります。今夜から明日にかけて警戒をしてください。平地でも各地で雪の積もる恐れがあります。
では予想を見ていきます。午後5時から動かしますと、明日の朝6時まで見ていきます。北部ですが、ピンクの表示は雪が強まるところ。真夜中、雪が強まりそうです。和歌山、奈良でも、大阪府南部でも雪の降るところがあるでしょう。朝5時、6時の早朝、ピンクの表示が数時間続きます。雪の降り方が激しくなりますので、明日の朝の状況では、一変して数十センチの雪が積もっているところも出てくるでしょう。 ではその後、朝6時以降です。北風が強いので、京都府南部や奈良県の北部、滋賀県南部のあたりまで雪雲が流れ込んできて、神戸市北区のあたりでも雪が積もる可能性あります。午後6時にかけてみると、日中は、中部や南部でも雪雲が一部流れ込んでくる時間帯があるのと、土曜日にかけて、北部では雪雲が次々流れ込んでくる予想です。海は水色、雨なんですけど、陸地にかかってくると雪雲に変わってきます。
続いて、大雪情報です。明日の夕方にかけて、多いところでは、北部の平地では30センチの雪が降る予想です。近畿地方の中部は、多いところで平地で10センチの雪が降る予想で、山では50~60センチの雪が降る予想です。 そして、明日の金曜日の夕方以降、土曜日の夕方までの予想が出てますが、雪が降るのは土曜日の午前中までです。ただ、金曜日の夕方以降も、さらに20センチや10センチ、山では30~40センチの雪が予想されていますので、土曜日の午前中にかけて、大雪となりそうです。