スカイマーク、7-9月期の定時出発首位 最下位は出発・到着ともANA=国交省情報公開
国土交通省航空局(JCAB)は、日本航空(JAL/JL、9201)や全日本空輸(ANA/NH)、LCC 3社など、特定本邦航空運送事業者10社に関する「航空輸送サービスに係る情報公開」の2024年7-9月期分を公表した。各社の平均定時出発は10社中2社が90%を上回った。定時到着は90%超えとなったところはなく、7社が80%台だった。 【画像】24年7-9月期の遅延率 JCABの情報公開は「定時運航率」「遅延率」「欠航率」などを調査しているが、今年度からは定時運航率を出発と到着の2つに分けた。これまでは出発のみが対象だったが、より利用者の利便性に直結する到着にも広げた。 10社のうち定時出発率が最も高かったのはスカイマーク(SKY/BC、9204)、定時到着率はスプリング・ジャパン(旧春秋航空日本、SJO/IJ)となった。最下位は定時出発・到着ともにANAだった。欠航率が最も低かったのは日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)だった。 10社全体の遅延率は1.58ポイント悪化し19.26%、欠航率は0.48ポイント改善し2.40%だった。遅延の原因は「機材繰り」が目立ち、欠航は10社すべてが「天候」だった。
Yusuke KOHASE