通信8社、大災害時のネットワーク早期復旧に向け連携強化
NTTグループ(日本電信電話、東日本電信電話、西日本電信電話、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ)およびKDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの8社は、大規模災害の発生時におけるネットワークの早期復旧を目的としたNTTグループとKDDIの「つなぐ×かえる」プロジェクトに、12月1日からソフトバンクと楽天モバイルが参画したことを発表した。 【画像】アセットの例 8社は今後、大規模災害発生時に各社が保有するアセット(事業所、宿泊場所、資材置き場、給油拠点など)を共同利用することで、被災地のネットワーク復旧を効率化する。また、NTTグループとKDDIが保有するケーブル敷設船にソフトバンクと楽天モバイルの船上基地局も設置し、沿岸地域における通信サービスの迅速な提供や災害物資の輸送を実施する体制を強化する。 モバイル通信事業者と固定通信事業者の連携も強化し、自治体や病院など重要拠点の通信網復旧を優先的に進める枠組みを構築する。被害状況や必要な設備情報の共有を通じてネットワーク復旧の迅速化を図るとともに、被災地におけるモバイルネットワークの早期復旧に努めるとしている。
PC Watch,浅井 淳志