SUPER GT第7戦プレビュー タイヤに厳しいオートポリス シーズン最重量のハンデで激戦に
一方、オートポリスは大小いろんなコーナーを織り交ぜた高低差のあるレイアウトを持ち、チャレンジングコースとして知られる。クルマのセットアップもエンジニア泣かせで、コンディションに合った的確なセッティングが求められる。また、路面のピックアップ頻度も高く、ドライバーも高度なテクニックでの対応が必要。さまざまなアプローチを結実させ、”難関”のオートポリスを攻略することでシーズン終盤を一気に駆け抜けたいところだ。
■ドライバーからひと言!
吉田広樹(No.52 Green Brave GR Supra GT)
今シーズンは新しいチームメイト(野中誠太)とともに参戦していますが、チーム1年目の彼と一緒に成長していけたらいいなと思っています。レースに関しては、昨年もそうでしたが”取りこぼさない”ことを目標に戦っています。ただ、第4戦富士でタイヤ無交換に挑んだのですが、ポイントを獲れず終わったのはもったいなかった。でも自分たちで攻めた結果なのでそれを失敗と捉えるのではなく、今後のレースでそれを活かした戦いができれば、と考えています。
また、前回のSUGOは雨のなか、公式練習中にクラッシュしてしまったことはチームにも誠太にも申し訳なかったと思います。その場での修復ができず、決勝も出走できませんでした。でも、”まだ3レース”あるという気持ちでいるし、シリーズ争いも諦めるつもりはありません。オートポリスでは、個人的には多少リスクを取ってでも上位というか、ずばり勝ちを狙っていきたいと思います。もちろん、相手があってのことですが、まずは自分たちがベストを尽くすことに変わりはありません。
オートポリスの路面は、他のサーキットに比べてもタイヤに厳しい。そこをうまくマネージメントして戦いたいですね。鈴鹿が延期になったので、フルウェイトでの一戦になりますが、レースは道具を使うスポーツでもあるので、持っている”武器”を最大限活用したいと思います。チームとしても、シーズンをまたいでオートポリス2連勝中。間違いなく自分たちにチャンスがあるし、ブリヂストンタイヤもすごい武器になると思います。僕としては地元だし、サーキットのアンバサダーですしね! 天候含め、いろいろ”読めない部分”はあるでしょうが、それをうまく味方につけて3連勝を目指したいです。しっかりと戦略を立てて臨みたいと思います。