【ビジネスの極意】社員の成長意欲をかき立てる秘訣とは? |社員の成長を促す実践的な方法を解説
社員の成長意欲を高めることは、会社の成長にとって重要な課題です。マネジメント課題解決のためのメディアプラットホーム「識学総研」で、社員の成長意欲を促す方法を学びましょう。 * * * 成長意欲が高い社員ほど、貪欲に業務を学び、会社の成長に寄与してくれます。ところが、社員に成長意欲が見られないとお悩みの経営者の方も多いのではないでしょうか? 本記事では、社員の成長を促すためのポイントなどを解説していきます。
成長意欲とは?
成長意欲とは「職務、役割をこなすことで成長しようとする姿勢」のことを指します。 ただし、このままだと抽象的でわかりづらいかもしれません。成長意欲とよく似た言葉に「上昇志向」や「向上心」がありますが、これらの違いなどを踏まえ、具体的に意味を確認してみましょう。 ◆成長意欲と上昇志向の違い 成長意欲とは「自分に与えられた職務や役割を積極的にこなし、自分の能力を高めようとする意欲」のことです。成長には「経験を通じて人としての資質が高まること」という意味があるので、多くの社会人は自然と成長意欲を持って仕事をしていることになります。 一方で、上昇志向とは「常に自分の能力を磨き、社会的地位やより充実した生活を手に入れようとすること」を指します。つまり、自分の能力を高めることに加えて、地位や名誉、経済的な豊かさという自然な欲望まで含んでいると言えるでしょう。 具体的には、同じ仕事に取り組んでいる人でも、「スキルアップや経験の獲得を最優先に考えている人」は成長意欲が高く、「出世や昇給などを最優先に考えている人」は上昇志向が強いと言えます。 ◆成長意欲と向上心の違い 上昇志向の他に、「向上心」も成長意欲とよく似た意味合いで使われています。 向上心とは、「現在の状況に満足することなく、知識やスキルの習得に励みつつ、自分が納得できる状態を目指して行動すること」を指します。現状に満足しておらず、さらに高みを目指すために努力をしている人は「向上心が強い」と言えるでしょう。 成長意欲は「自分に与えられた職務や役割を積極的にこなし、自分の能力を高めようとしている」のに対して、向上心は自分の理想としている状態やレベルを掲げて、その達成に向けて行動しています。このように、両者は微妙にニュアンスが異なっています。