井上尚弥

プロボクシングの4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥（31）＝大橋＝が15日、自身のX（旧ツイッター）を更新し、「なんでタパレスに負けたやつから逃げなきゃいけないんだ　必要性がゼロだろ、、、戦いたいなら勝ちを『価値』キープして待っとけ！！　今はグッドマン戦に全力集中」と、日本時間の同日にWBA世界同級暫定王座を獲得したムロジョン・アフマダリエフ（30）＝ウズベキスタン＝へ怒りのメッセージを送った。 【写真】グッドマン「最後のスパーリングをしていたら、不慮の事故に巻き込まれて4針縫うことになった」 アフマダリエフはモナコ・モンテカルロのサル・デ・ゼトワールで行われたWBA世界同級暫定王座決定戦で、同級8位のリカルド・エスピノサ（27）＝メキシコ＝に3回TKO勝ち。世界王座に返り咲き、井上に「もし彼が私と闘いたくないのなら、説明する必要がある。ベストはベストと闘うべきだ。私は指名挑戦者で、暫定王者。彼は自分の階級でベストであることを証明するべきだ。彼はレジェンドなんだから、それを証明するべきだ」などと統一戦を呼びかけた。 WBA、IBF統一王者だったアフマダリエフは昨年4月に米テキサス州サンアントニオで、マーロン・タパレス（フィリピン）の挑戦を受け、1―2の12回判定負け。王座から陥落した。井上は昨年12月に東京・有明アリーナで、WBA、IBF統一王者だったタパレスに10回KO勝ちし、4団体統一王者となった。 井上は24日に有明アリーナで4団体王座防衛戦を闘う予定だったが、挑戦者でIBF、WBO1位のサム・グッドマン（26）＝オーストラリア＝が、14日にオーストラリアで行った最終スパーリングで左目上をカットしたため来年1月24日、同会場での開催に延期となった。 プロ戦績は井上が28戦28勝（25KO）、アフマダリエフが14戦13勝（10KO）1敗、エスピノサが36戦30勝（25KO）5敗1無効試合、タパレスが43戦39勝（20KO）4敗、グッドマンが19戦19勝（8KO）。