「なぜ?」事故で亡くなった同級生は毎晩血まみれで枕元に現れ… 何を訴えているの?その意外な結末にゾクリ【作者に聞いた】
今回紹介する「事故で死んだはずの隣のクラスの女子が毎晩化けて出る話」について、描いたきっかけやキャラの背景について、東洋トタンさん(@To_Yo_Tutan)にインタビューを行った。 【漫画】本編を読む ■血まみれの同級生はなぜ毎晩枕元に現れるのか 本作を描いたきっかけは「短編漫画を不定期で作っているのですが、『ホラーテイストな作品を作ってみたいな』という思いつきから生まれた作品です」と回答。 登場するミナミは、幽霊でも回想でも台詞がなく、それだけに一方通行の想いという印象を受ける。その点について東洋トタンさんは「確かに一言も喋ってませんね!言われて気付きました」と笑顔。続けて、「ミナミはレイナに強い好意を抱いており、自分みたいな人間が関わることはできない存在だと思っていた。その想いの強さから、ミナミの死後の魂がレイナの部屋に引き寄せられて姿を現したのだと思います」と、本作の舞台裏を明かしてくれた。 結末の「ちょっとしんどいです」というモノローグに込めた想いは? 「ミナミはレイナのことを暴力的な彼氏から守ってくれました。とはいえ、強烈な好意を寄せていて、毎晩自分の寝床に現れた……、という事実には、ストーカーのような性的な気持ち悪さがあると思います。『好き』という気持ちは特に創作物においては美化されがちですが、その中には加害性があると思っています」 取材協力:東洋トタン(@To_Yo_Tutan)