睡眠の質が向上! 快眠セラピストに聞く、ぐっすり眠るために取り入れたい「お風呂での習慣」
寝る直前の入浴でも湯船に5分 シャワー派は足湯をプラス
(これに効く!)冷え・むくみ、肩・首のコリ、リフレッシュ、寝つき シャワーのときでも足湯をプラス 【寝る前には血行を促進! 湯船につかってぐっすり快眠】 忙しい夜、気づいたら深夜0時! そんなときは、5分だけでも40度程度のお湯につかりましょう。深部体温の上昇は少ないですが、血行がよくなるため、寝つきがよくなる効果が期待できます。 このときに炭酸系の入浴剤を入れると、さらに血行がよくなります。シュワシュワとした細かな気泡が皮膚から吸収されると、血管が拡張して血行がよくなるというしくみです。 冷えや肩こり、疲労回復に効果的といわれています。 また、シャワーの場合は足湯をプラスすることで全身の血行を促進できます。 かんたんにできる方法は、湯船に42~43度の熱めのお湯を15cm程度ため、くるぶしの上までお湯がくるようにすること。その中でシャワーを浴びましょう。夏はシャワー派の人が増えますが、意外と冷房で体は冷えています。ぜひ、この足湯をプラスしてみてください。 【POINT】 ・就寝間際の入浴は5分でもいいから湯船につかる ・炭酸系入浴剤を入れると短時間の入浴でも血行がよくなる ・シャワーのときは足湯をしながら浴びるのがおすすめ 次回は、シャンプーのついでに首と目の疲れを撃退できる頭皮マッサージと、入浴の気力がないときでも体をあたためられる簡単な方法をご紹介します。
〈著者プロフィール〉三橋 美穂(みはし・みほ)
睡眠の専門家としてキャリア25年、累計900回以上の講演・セミナー・研修の講師を務める快眠セラピスト・睡眠環境プランナー。 寝具メーカーの研究開発部長を経て、2003年に独立。これまでに1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、とくに枕は頭を触っただけで、どんな枕が合うかわかるほど精通。全国での講演や執筆活動のほか、寝具や快眠グッズのプロデュース、ホテルの客室コーディネートなども手がける。 主な著書に『眠トレ! ぐっすり眠ってすっきり目覚める66の新習慣』(三笠書房)ほか多数。日本語版を監修した『おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本』(飛鳥新社)は100万部を突破。 わかりやすく実践的なアドバイスには定評があり、NHK「あさイチ」TBS「ひるおび!」日本テレビ「ヒルナンデス!」など、テレビ番組にも出演多数。
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