鈴木みのるが地元凱旋ののはしたろうを撃破し「あと44年はやる」と100歳までの現役続行を宣言!のはしも「それなら俺は44年神戸で大会を続ける」と啖呵!
4日、神戸サンボーホールにて『株式会社ワールド・ワン presents みちのくプロレス神戸大会のはしたろう凱旋SP』が開催。地元・垂水区出身のはしたろうが鈴木みのるとシングルマッチで激突した。 のはしたろうは兵庫県垂水区出身の42歳。プロレスラーのキャリアも21年に達し、人生の半分をプロレスラーとして過ごしたことでいつしか円熟の域に達してきた。 一方、鈴木みのるも56歳となった今もメジャー・インディーを問わず世界を股にかけて航海を続けており、プロレスの王として最前線を走り続けている。 毎年恒例の神戸大会はのはしの凱旋ということもあり、試合開始前は観客と選手の記念撮影も行われアットホームな雰囲気に包まれていた。しかし、メインイベントでその空気は一変する。
鈴木がぶら下がり腕十字からのはしを場外に落とすと、観客席のパイプ椅子を手当たり次第掴んで殴打。さらにリング下から取り出したスパナで額をえぐっていくが、石頭ののはしには効かず。ならばと鈴木は頭に噛みついたり首にロープをぐるぐる巻きにして絞め上げたりと大暴れ。レフェリーの注意を受けても舌を出しながら悪魔のような笑みを浮かべ、セコンドの若手や練習生たちにも理不尽な暴力を振るっていく。 しかし、地元凱旋ののはしも意地を見せ、幾度もダウンさせられながらも折れること無く突貫。得意のダイビング・ヘッドバッドは自爆させられるも、ガムシャラなエルボー連打で食い下がっていく。それでもプロレス王の牙城を崩すには至らず。最後は鈴木がゴッチ式パイルドライバーで突き刺して3カウントを奪った。 試合後、マイクを取った鈴木は「てめえの目の前にいるのはいまやたったひとりで世界中駆けずり回って活躍してる鈴木みのるだぞ。俺は56だぜ。あと44年はやるから。お前、そんな俺と闘えるのか?」と不敵な笑み。 これを受けたのはしが「それなら俺は44年神戸で大会を続ける」と啖呵を切ると、地元ファンからは大歓声が起こった。 2013年3月1日に行われた『みちのくプロレス東日本大震災復興チャリティ大会~デビュー10周年“初”地元凱旋大会』から回を重ねてきた神戸大会だが、のはしは未だに師匠である新崎人生越えもいまだ果たせていない。 師匠超えを果たす夢、中学生の息子とタッグを組んでプロレスをする夢、そして鈴木みのるにリベンジを果たす夢。まだまだ叶えたい夢がたくさんあるのはしの44年後の姿にも期待していきたい。