<頂点へ・センバツ山梨学院>皆の思いつなぐ応援歌 OB 歌手・伸太郎さん披露 /山梨
センバツに臨む山梨学院野球部のため、甲子園のアルプススタンドなどで流す応援歌ができた。「球心歌(きゅうしんか)」で、同校野球部OBのシンガーソングライター、伸太郎さん(47)=本名・中沢伸太郎=の作詞・作曲。27日、同校砂田球場で練習する選手たちの前で初めて披露された。 伸太郎さんが、選手や保護者、OBらの思いをひとつにする歌を作ろうと発案。1月初めに選手とマネジャーの全員から、野球やチームメート、保護者への思いの言葉を募り、詞にまとめ、曲を付けた。 詞には、甲子園への憧れや練習のつらさ、家族への感謝などがつづられている。県外出身で寮生活を送る選手が多く、「あの日、荷物をまとめて 希望の光に飛び込んだ 遠くで見守るその姿 この言葉しかない『ありがとう』」とのフレーズもある。 伸太郎さんは「皆の思いをつないで曲にでき、感無量」。「最高の仲間が一つになる」を寄せた渋谷剛生左翼手(2年)は「良い曲で、頑張らなければと思わされた」と話した。「球心歌」は、動画投稿サイト「ユーチューブ」で練習風景などとともに視聴できる。【田中綾乃】