「絶対行く!」京都でブラックジャック展、生原稿など貴重な資料も
手塚治虫の代表作の一つである医療マンガ『ブラック・ジャック』(手塚治虫)が2023年、50年を迎えた。これを記念し、「美術館「えき」KYOTO」(京都市下京区)で9月1日より、『手塚治虫ブラック・ジャック展』を開催する。 【写真】第1室より、ブラック・ジャックとキャストたち 主人公は、ブラック・ジャックと名乗る敏腕医師・間黒男(はざまくろお)。次々と重篤な患者を救うが、実は医師免許を持っておらず、手術料として莫大な金額を請求していく。そんななか、人間の生死や病苦と向き合い、人間としての在り方を考えさせられるストーリー展開で、今もなお多くのファンに愛されている不朽の名作だ。 今回の展覧会は、作品の誕生秘話や、作品を通して垣間見れる作者の人間性や情熱をじっくりと堪能できる内容に。第1室では個性豊かな登場人物の紹介を、第2室では、「鉄腕アトム」などの過去作品の資料や、作者の医大時代の資料、同作の4話読み切り当時の原稿などが登場する。 また第3室では「ブラック・ジャック」の生原稿がテーマごとに掲示され、最終第4室では初見の人たちに強いインパクトを残した「人体の手術シーン」を現代アート的な視点から鑑賞する展示や、現代の医療の側面から作品を見る企画が展開される。 同展覧会の開催にSNSでは、「ブラックジャック展、京都でもやるのか!」「絶対行く!」「うれしい~~~」といった喜びの声が上がっている。 開催は、「ジェイアール京都伊勢丹」7階の「美術館「えき」KYOTO」にて、9月1日から10月6日まで。入館料は一般1100円ほか。