ひやあつ、油かす…讃岐&大阪 都内で食べられるシンプルうどん
日テレNEWS NNN
寒い今の時期、温かいうどんを食べたくなりませんか? 讃岐と大阪、それぞれの土地で“王道”といわれるうどんを提供する都内の店を“うどん好き”の後藤楽々キャスターが取材しました。 まずは香川の讃岐うどん。東京・北区にあるお店では、香川で修業した店主・岩井佑介さんが手打ちで作る、本場さながらのうどんが食べられます。 後藤キャスターは一人で香川に行き、うどん巡りをするほどの大の讃岐うどん好き! 現地ではおなじみだという“王道”シンプルうどんを東京でいただきます。 讃岐うどん いわい 店主 岩井佑介さん 「ひやあつうどんです」 後藤楽々キャスター 「ひやあつ!」 『ひやあつうどん』500円。ひやした麺に、あつあつのつゆをかけて食べるかけうどんです。通常、かけうどんは冷やした麺を再度温めてから温かいつゆをかけますが、冷やした麺のまま、温かいつゆをかけることで、讃岐うどんの特徴であるキュッと引き締まった麺のコシと、温かいつゆならではのだしの風味が香るといいます。 うどんを食べた後藤キャスターは… 後藤楽々キャスター 「ん!? 優しいうどん! 冷たいうどん派なのでいつも冬は凍えながら食べていたんですよ。でもこれだと麺にはしっかりコシがありつつ、温かいつゆで温まることができるのでいいとこ取り!」 讃岐うどん いわい 店主 岩井佑介さん 「私が教わった宮武うどんでは、ひやあつが有名なお店でして」 岩井さんは讃岐うどんの名店で修業。そこで出会ったおいしさを東京でも広めたいと、10年ほど前にお店をオープンしました。本場の味を楽しんでもらいたいと、つゆに使う『いりこ』や『しょうゆ』は香川県のものを使用しています。そんな店には近くの学校に通う学生たちの姿も。 スタッフ 「何回目?」 学生の客 「数え切れない。天ぷらのせても1000円いかない」 讃岐うどん いわい 店主 岩井佑介さん 「讃岐うどんは日常食。毎日食べられるお値段で、いつでも食べられるうどんを目指して、この値段で頑張っています」 続いては、東京・杉並区、新高円寺駅から歩いてすぐ、大阪名物『かすうどん』の店です。こちらは大阪を中心に25店舗を展開するかすうどん専門のチェーン店で、2024年8月、東京23区内に初進出しました。でも、そもそもかすうどんの“かす”って何だかわかりますか? 後藤楽々キャスター 「上にのっているのが」 KASUYA高円寺店 店長 佐藤侑哉さん 「油かすですね。間違われやすいんですけど“天かす”じゃなくて牛の小腸を高温でじっくり揚げたもの」 油かすは、ホルモン焼きの部位としても人気の、牛の小腸をじっくり揚げて乾燥させたもの。大阪の特に南河内地方のソウルフードなのだそう。元々、この地域では保存食としてさまざまな料理のダシに使われていたそうです。これが、温かいシンプルなうどんに独特のコクとうまみをプラスしてくれます。 後藤楽々キャスター 「ん!? プルプル食感! 油かすというと、くどいのかなというイメージがあったのですが、すごくあっさり。温かいダシに肉のいいうまみがしみ出しているので冬にぴったり」 お店には大阪出身のお客さんもよく来るそうです。 KASUYA高円寺店 店長 佐藤侑哉さん 「(客の反応としては)“懐かしい”っていうのが一番はじめですね。大阪の話とかも始まったりしてお客さんと会話が生まれる」 後藤楽々キャスター 「2025年絶対にいい年になるなって確信しました」 うどんは太くて長く、純白なことから年明けに食べると縁起がいいとも言われています。うどんを食べて2025年も頑張りましょう。