セレブを満足させる空間づくりとは?金箔の壁にオールドバカラ、骨とう品が美しく並ぶ、秘密の会員制バーに潜入!
金箔とブルーのバックバー
カウンター奥のバックバーは、ウレタン塗料で仕上げたブルーがポイント。ウレタン塗料は漆のような光沢と深みを演出できるのが特徴的です。棚のなかには金沢の純金箔を施し、華やかに。 奥の壁に鏡を設置しているのは、空間を広く見せる工夫。丁寧に面取りを施し、一枚一枚貼り合わせ、半円形を描いてます。これはお客さまが鏡に映り込みすぎるのを防ぐ効果も。大きく描いたアールの形状は、居心地のよい空間をつくり出すためのhideyaさんのこだわりです。ユニークなデザインは空間に遊び心を加え、贅沢な雰囲気も演出します。 存在感を放つハイスツールは、インド・コルカタの職人が手掛けたオリジナル。HIDEYA HOUSEでデザインしました。大振りのフォルムでゆったりと寛ぐことができます。 職人の手作業により、ひと針ずつ刺繍がていねいに施された張地を側面に贅沢に使用。その深い色合いと刺繍の繊細さが空間を華やかに彩ります。
貴重なアンティークグラス
バックバーには、オールドバカラやオールドサンルイなど、貴重なアンティークグラスが多数。現行のアスティエからヨーロッパで買い付けたユニークな骨董品まで、さまざまなグラスや器が揃います。 食事に使用される器は、hideyaさん がヨーロッパ旅行の際に出会ったイタリアの器、モロッコの深皿など。日本各地で手に入れた伊万里焼や九谷の骨董もあり、hideyaさんがこの空間に合わせて選び、コーディネートされます。
奥のソファはラグジュアリーなプライベート空間
店内奥には、空間を包み込むように、格別背もたれの高いオリジナルのソファを造作しました。狭い空間に、あえて独創性のある大きなソファを配置するのがhideyaさんのラグジュアリー感を演出するテクニック。 限られたスペースを有効活用するには、空間に合せた家具を配置するのが一般的。しかし、それでは逆に窮屈に見えてしまうことも。「空間に合っていないようなサイズのものを少し忍ばせることで、広く見せることもできるんです」 プライベートな空間をつくる間仕切りは、海外のホテル客室を思わせるようなたっぷりとしたボリュームのあるカーテンでゾーニング。BARでは通常あまり使われない上質なリネン素材の生地を贅沢に3倍ひだで縫製し、旅先のホテルにいるような、リラックスした非日常感を演出しています。