セレブを満足させる空間づくりとは?金箔の壁にオールドバカラ、骨とう品が美しく並ぶ、秘密の会員制バーに潜入!
ラグジュアリーブランドのイベントやセレブリティの私的パーティなどで空間演出とお料理込みのテーブルコーディネートを手掛け、一躍話題となっているアートディレクターのhideyaさん。 今回は、都内のとある場所をリノベーションした、会員招待制のBARに潜入。hideyaさんのものづくりを体現する、こだわりの空間の設えにご注目ください。 【写真で見る】セレブが集う会員制BARに潜入!こだわりのインテリアとは?
hideyaがつくるBARの空間。それは大胆心小で美しいものづくり
hideyaさんの空間づくりを体現する場として、会員招待制の「Speak easy VANDA」がオープン。 「僕が手掛ける空間を実際に体験していただき、楽しく会話をしながら過ごせるような場所をつくりたかった」とhideyaさん。「実は、最初からBARを開こうと思ったわけではないんです。東京でこのような場所をつくるなら、BARが最適だと考えました」 目を奪われる美しいグリーンの大理石調の壁に、取っ手のないドアというファサード。エクスクルーシブな空間への期待感が高まります。
狂乱と呼ばれた1920年代のNYを彷彿とさせるBARをイメージ
扉を開けると、まるで別世界に入り込んだよう。非日常感漂う空間が広がります。「内装は、禁酒法が施行された時代にアメリカで流行したSpeak easy(スピークイージー)をイメージしました」とhideyaさん。Speak easyとは、アメリカで禁酒法が施行された1920~30年代に、法の目をくぐり営業したBARの総称のことです。 BARの名前はアメリカの歴史を物語るSpeak easyと、hideyaさんお気に入りの紫の翡翠蘭 VANDAから生まれました。花言葉である上品な美しさ、エレガントはまさにhideyaさんの世界観であり、このBARの雰囲気を象徴するものでもあります。 「訪れる方々に、非日常の感覚を味わっていただくのもこのBARのコンセプトです。雑居ビルなどに隠されるようにつくられたアジトのような空間で、さまざまな文化人が集い、語り合い、楽しんだ時代をイメージしています」