鹿児島県 古里で自主トレ ソフトバンク大野投手 1軍昇格・初勝利へ意欲
プロ野球ソフトバンクホークスの2軍に所属する大野稼頭央投手(20)=龍郷町戸口出身、龍南中~大島高校卒=は3日、自主トレ中の古里・龍郷の地で、2025年シーズンに向け「1軍昇格・初勝利」への決意を語った。 「今年は節目の3年目。まずは開幕1軍を目指す。ローテーション争いに加わり勝ち残りたい」。大野の第一声は力強いものだった。 24年、3軍スタートの大野はシーズン途中で2軍昇格、5試合に登板し2勝を挙げた。自責点4、防御率1・93。
「順調に成長できていると感じている」と話す通り、公称66㌔の体重は現在72㌔まで増えた。ストレートの球速は147㌔に上がったという。 一方、課題も見えてきた。「スタミナ、体力不足が終盤の球速に現れる。体を作り、平均球速を上げられるようにしたい」と話す。 プロ3年目。ドラフトされプロの道へ踏み出した高卒ルーキーは、結果が出せないと3~4年で戦力外を通達される世界。22年ドラフト4位で指名された左腕は今季、その才能を1軍のマウンドで開花させることができるのだろうか。