新琉大病院、外来診療始まる 高度救急センター目指す 沖縄
西原町上原から宜野湾市喜友名へ移転した琉球大学病院(大屋祐輔院長)の外来診療が6日午前、始まった。 【写真】琉大病院の開院に間に合わない…整備が遅れる市道
午前7時過ぎから院内で外来患者が待ち始め、8時の診療開始の合図を受けて10人ずつ案内された。旧病院では1日約千人の外来患者が来院していたが、新病院の初日の外来予約者は253人だった。 一方、病院周辺の渋滞により職員の一部が遅刻するトラブルもあった。別の職員が急きょ交通整理に出た。 新病院は県内初の高度救命救急センターや県の災害医療の中心となる基幹災害拠点病院の指定を目指す。大屋院長は「高度救命救急センター化を成し遂げたい。また、スポーツ障害に対する再生医療や、ガン治療の充実、高度な不妊治療体制も整えている。人員面ではベテランを招いた部署もあり、よりパワーアップできる」と話した。 新病院では既に救急車の受け入れも始まっている。院内では看護師らがフロアガイドを手に患者を案内していた。院内で行き先に迷う患者が多いことを想定し、サポート人員をさらに配置する予定。 7日の外来予約は356人、その後は500人前後となっている。患者向けの立体駐車場は600台収容できる。
(梅田正覚)
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