日本のパーツメーカーが! ドリキン土屋圭市がインドネシアに上陸!! 熱気渦巻くカスタムカーショーの模様をリポート
日本人関係者に聞く「インドネシア」
日本のアフターパーツメーカーがインドネシアに注目、あるいは力を入れていることは、会場内をみても明らか。至るところで、さまざまな関係者と顔を合わせるからだ。そこでインドネシアとのお付き合いや印象をみなさんに聞いてみた。 WORK・高巣浩司氏 「IMXに出展しているARVIAグループとは、インドネシアの代理店として20年以上の付き合いがあります。弊社のホイールのなかでも、とくにマイスターエモーションは、カラーもサイズもニーズに応じて変更できるため、インドネシアのカスタムシーンでも装着率の高いブランドのひとつとなっております。またSUV向けのマイスターS1は、東南アジア向けとして製作して2025年には日本でも発売する予定です。今後もマイスターファミリーをドンドン増やしていきたいと考えていますので、楽しみにしていただけたらと思います」。 会場でひときわ存在感が高かったのは、オーバーフェンダーを装着した86のフェンダーにハマるマイスターL1・3ピース。フロント265/35-18、リヤ295/30-18のタイヤを、それぞれ引っ張りで装着している。 ワークの高巣氏が語るように、なかには10年単位でコミュニケーションを取っているメーカーもあるインドネシアとの関係。IMXやOAMを通して、今後もさらに深まっていくことは間違いない。 タナベ・野間亮籍氏 「インドネシアは人口が多く、若い方も多いので魅力的なマーケットであることは確かです。ただ、パーツ輸入などで高いカベがあるので、まずはIMXのようなイベントを通して、私たちが作っているパーツを見て、触れていただくことが重要だと考えています」(野間氏)。 HKS・水口大輔代表 「人口はもちろん、親日派も多いインドネシアは市場の開拓も進み、インフラも整ってきているようです。若い富裕層も多く、今後の可能性も非常に高いと思いますのでパーツを供給しながら見守っていきたいと考えています」。 ブリッド・笹尾真弘氏 「モータースポーツの露出やアフターパーツ市場の開拓などを目的として、IMXに初めてきました。ドリフトなどのスポーツ走行も盛んですし、インドネシアに向けてブランドをアピールしてステータス性を出していきたいと考えています。インドネシアは素材に何を使っているか? など製品に対してのチェックはかなり細かくて厳しいですね。現状ではフルバケット6対リクライニング4くらいのオーダー割合となっています」。 クスコ・長瀬 努代表(左から4番目) 「出展社も来場者も20~30歳代の若い人が非常に多いので今後10年は盛り上がることは間違いないでしょうね。タイムアタックやサーキットレースも盛んになりそうですし、インドネシアには可能性しか見えません。そのため今後もパーツ供給面でサポートしつづけていく予定ですが、弊社が扱うパーツはポン付けできないモノがほとんどなので、どのようにサポートしていくかが課題ですね」。 4×4エンジニアリングサービス・楠神 卓氏 「インドネシアも日本市場と同様に、4WDやピックアップトラックのカスタムが人気ですね。とくに4✕4エンジニアリングが得意とするオールドランドクルーザー(LC40~80シリーズ)のユーザーさまからは、BRALEY VやBRADLEY FORGED匠の指名が増えています。インドネシアの皆さまは日本のカスタムに興味をもたれているので、当社も日本で人気のあるブランドになりたいですね」。 NAPAC事務局・長妻 良氏 「IMXを初めて見た時は日本のカスタマイズ文化を丁寧にリスペクトされており、いかにカッコよく魅せるかを追求するユーザーが多いように感じました。カーカスタマイズはまず見た目から入り、さまざまな方向に派生していくものですので、今後はカスタマイズの幅も徐々に広がり、右肩上がりの自動車保有率も相まって自動車アフターマーケットの成長が大いに期待できました」。 なお、大阪オートメッセ賞はオーバーフェンダーボディにワーク・マイスターS1を装着した86に決定! オシャレなボディカラーにカーボン製フラップエアロ、ブリブリのネガティブキャンバーがバッチリはまっている1台だ。 さらに、IMX会場で配布した土屋圭市さんのサイン入りの大阪オートメッセステッカーを特別に20名様にプレゼント!
吉坂直樹