【アンケート】「この大学に行きたい」 大学生108人に聞いた「決め手」は?
何回行った?先輩たちの平均は…
では、何回くらいオープンキャンパスに行ったのでしょうか。 1回から10回以上まで人それぞれでしたが、平均すると1人あたり2.1回という結果でした。ただし、「オープンキャンパスが大学選びの決め手になった」という人だけで見ると平均2.3回、「決め手にならなかった」という人は平均1.3回と差が見られました。 総合型選抜や学校推薦型選抜といった「年内入試」を受験した人は、33人中31人が「オープンキャンパスが大学選びの決め手になった」と回答しているのも興味深い点です。年内入試は、志望理由書や面接などで「なぜこの大学で学びたいのか」「なぜこの学びをしたいか」を伝え、それが合否に影響する入試方式です。オープンキャンパスにも、その点を意識しながら参加したことがアンケート結果から想像できます。
一人より二人で気づきも倍に?
だれと行ったのかについては、「母親」が最も多く、これに「一人」、「友達」が続きました。なかには「父親」や「きょうだい」と行った人も。複数回オープンキャンパスに行った際、一人で行ったり、友達と行ったりと、いろいろな体験をした人もいました。 同行者についても、興味深い結果がありました。母親や友達などの「だれか」と一緒に参加した人のほうが、一人で行った人よりも「オープンキャンパスが大学選びの決め手になった」と答えた人が多い傾向があったのです。一概には言えませんが、一人だと気軽に動き回れる一方、だれかと行くことで自分とは違う視点に気づけるなどメリットがあるのかもしれません。 アンケートから、オープンキャンパスにかならず「だれか」と行った人、すべて「一人で」行った人だけを抜き出して比較した(グラフ=編集部作成) 参加してよかったプログラムは、「キャンパスツアー」と「模擬授業」が圧倒的に多く、次いで「個別相談」が目立ちました。 オープンキャンパスに参加する際の注意点については、次の3つが挙げられました。 1.第1志望校のキャンパスには一度は足を運んでおくべき 2.申し込みが必要なプログラムも。早めに情報を確認したほうが安心 3.現地で見るポイントや質問したいことを絞っておく