「僕が見たかった青空」の早﨑すずきが1年で見つけた自身の強み。4th SINGLE『好きすぎてUp and down』は新たな一歩に!
――僕青は乃木坂46の公式ライバルとしてデビューしました。早﨑さんは僕青のどこに惹かれましたか? 早﨑 乃木坂46さんのことは大好きだったので、もちろん公式ライバルという文言には惹かれたんですけど、何よりも自分が最初のスターティングメンバーになれるというのが大きかったです。元々あるグループに入ると、その色に自分が染まらなきゃいけないのかなというイメージがあったので、自分の色が出しやすい、まだ何色にも染まってないグループに入りたいなと思って受けました。 ――初めてのオーディションは緊張しましたか? 早﨑 めちゃくちゃ緊張しました。手も震えちゃうし、笑顔も引きつって大変だったんですけど、最終審査に受かった時はすごく嬉しかったです。そもそも書類審査も初めてだったので、本当に2枚の写真だけで受かるとは思ってなかったので、そこが一番びっくりしました。 ――写真は結構かっちり決めて撮ったんですか? 早﨑 適当に撮りました(笑)。ギリギリまで受けるか悩んでいて、締切の10分前に慌てて撮ったんです。その日は学校がなかったんですけど、慌てて制服に着替えて自撮りをして送りました。 ――ギリギリまで悩んだのは何か葛藤があったとか? 早﨑 お母さんから僕青のオーディションが開催されているのを聞いて、最初は「いや、無理だよ」って言ってたんですけど、締め切りの3日前ぐらいに友達が別のオーディションを受けていて、そのオーディションの写真を私が撮ってあげていたら、なんかいいなと思って、2、3日悩んで思い切って応募しました。 ――僕青は8月でデビュー1周年を迎えました。この1年を振り返っていかがですか? 早﨑 最初はアイドルへの憧れの気持ちが大きかったんです。この1年でいろんなことを経験させていただく中で、新しい衣装を着させていただいたりとか、新しい曲をリリースさせていただくというのは当たり前じゃないんだと気づきました。あと、最初のほうは目の前にあることを必死にやってきたんですけど、最近は物事を落ち着いて判断できるようになりました。 ――外から見ていると、早﨑さんは初期からグループを客観的に見ていた気がします。 早﨑 そうですね。元から客観的に見ることが好きだったので、常にグループのことを一歩外から見ることは意識しています。 ――2nd SINGLE『卒業まで』から選抜制が導入されましたが、選抜は早﨑さんにとっても大きかったですか? 早﨑 色々と思うことも感じることもあると思うのですが、グループをたくさんの方に知ってもらいたい、知ってもらうためにはまずメンバーの顔と名前を覚えていただくための選抜制は良かったと思ってます。半分の人数になることによって一人ひとりが歌番組とかで映る時間も増えます。さらに、青空組はメディアに、雲組は雲組単独公演でグループを大きくしたいという目標がみんな一致していたので、しっかり頑張らなきゃいけないと思っていました。 ――どうしても青空組と雲組の間で分断が起きてしまうのかなと心配していたのですが、僕青を見ている限りではそうした不安はないのかなと。 早﨑 最初はやっぱり戸惑いがあって、どう声を掛け合うのが正解なのか分からなくて。全員どうしたらいいのか分からない微妙な雰囲気があったんですけど、すぐに"僕青"は23人で"僕青"でしょという考えになりました。