日本卓球のエース張本智和が語った五輪への闘志。東京で経験した不安、パリでは「いつもの自分を見せたい」 妹美和の出場は「ポジティブでしかない」
五輪開幕の熱気が少しずつ高まる中、冷静に本番に臨むつもりだ。 「前回(の東京五輪前)は、すごくワクワクしていたけど、成功も失敗もして、そんなに甘い場所ではないと他の人よりも分かっている。いつも通り、例えばWTT(世界ツアー)の延長線に五輪があるという気持ちで迎えようと思う」 「東京五輪のシングルスで負けたことも含め、今まで全日本選手権や世界卓球で悔しい負けをしてきた。もちろん(五輪で)メダルを取りたいけど『負けても死ぬわけじゃない』『そんなに自分を追い詰めてもいいことはない』と思っている」 「(パリ五輪では)いつも通りの自分をお見せしたい。出来過ぎなくてもいいし、東京五輪みたいに緊張し過ぎなくてもいい。80~90点の自分を常に出し続ける。今はその80~90点のレベルを上げる期間。大会本番は多少の誤差があっても、できることは限られる。自分ができる最高のプレーができれば、どんな結果になったとしても、それが自分にとっての100点だと思う」