シルエットと細部に、知的さが漂うサンローラン──特集:冬スタイルはレザージャケットで締める
極上のラムスキンを主要な素材として採用し、コンパクトなシルエットで仕立てたサンローランのレザージャケット。ここならではのエレガントな空気感を楽しめる逸品をピックアップした。 【写真を見る】それぞれのプライスとディテールをチェック!
美しい仕立てが表現するサンローランのエスプリ
ある時はトレンド感を交えて、また時には普遍的なエレガンスで。サンローランのレザージャケットは、職人が手仕事で仕立てていることも相まって、繊細で独特な美しさが宿っている。ブランドを代表するアイテムのひとつ、テディジャケットもレザーで表現し、力強さを感じるアイテムを展開。ひと足早く、2025年の春夏からもアイテムをピックアップ。ここならではの美学とエスプリが効いた逸品を紹介する。 ■BLOUSON SWEATER COL MONTANT 1950年代に米軍で採用されたミリタリージャケットを思わせるデザインを採用。素材は柔らかいラムレザーを使用し、ドロップショルダーで、肩の切り替えは袖を縫い付けたディテールで仕上げてある。ゆとりのあるシルエットゆえ、中に大きめのニットなどを着込めるのも嬉しいポイントだ。左胸には同系色でサンローランのブランドロゴを刺繍してアクセントに。 ■HIGH COLLAR TEDDY JACKET 2025年春夏からピックアップした新作。ボディ上部に斜めに入ったシームや、アームの大胆なパイピングが特徴だ。裾や袖はリブで仕上げることで、スポーティーな魅力を高めている。シボ感が美しい上質なラムスキンが用い、高級感も抜群。トレンド感とラグジュアリーさを兼ね備えた一着だ。 ■KEITH RIDERS シングルフロントに2つのジップポケット、そしてジップカフス。サンローランの定番といえるモトクロスジャケットは、イヴ・サンローラン本人とも親交のあったローリング・ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズが愛用したことから、“キースレザー”という愛称を持つ。無駄のないコンパクトなシルエットで、素材は最高級のラムスキンを採用。美しいエイジングも楽しめる一着だ。 ■MOTORCYCLE 2025年春夏の新作から、モーターサイクルジャケットをセレクト。くったりとしたソフトな手触りのラムスキンで作られたレザージャケットは、初めて袖を通した時から肌にしっかりと馴染んでくれる。無駄のないスマートなシルエットとジップポケットなどのディテールは、職人が手作業で時間を掛けて生み出したもの。クラフトマンシップあふれる逸品だ。 ■サンローラン クライアントサービス TEL:0120-95-2746
文・オオサワ系、森下隆太 写真・高橋絵里奈 スタイリング・安倍拓志 編集・岩田桂視(GQ)