「おねたん落ち着いて」 震える先住犬に“弟”がまさかの行動 いぬ同士の温かな絆に感動の声
犬種や年齢は違えども、一緒に暮らしていれば本当のきょうだいのように絆が深まっていくもの。今回ご紹介するのは、雷に怯える同居犬に寄り添ういぬです。優しいまなざしと添えられた前足に、X(ツイッター)では2.5万件もの“いいね”が寄せられています。感動の声が多く寄せられた投稿について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。 【写真】「おねたん落ち着いて」 雷に怯えるコーギーを気遣うボーダーコリー 実際の投稿 ◇ ◇ ◇
「かわいすぎるし人間みたい」
「昨晩、雷が鳴って怖くて吠え散らかしてるもなかに、ラグたんが『おねたん落ち着いて』って背中ポンしてた」 そんなひと言が添えられた写真には、2匹のいぬが写っています。緊張の表情を浮かべているウェルシュ・コーギー・ペンブローク。その傍らには、寄り添うようにボーダーコリーが立っています。 よく見ると、ボーダーコリーはコーギーの背中に左前足をポンとのせて、まるで「落ち着いて」と声をかけているかのようです。優しい表情からも、とても心配していることがわかります。 投稿は反響を呼び、2.5万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「俺がついとる! 俺が守ったるで! 任せてっの背中ポンかわいすぎ! そして男前! やるねぇー」「感動しちゃう。心強かっただろうなあ」「“ふたり”ともかわいすぎるし人間みたいです」など、さまざまな声が寄せられています。
1歳を迎えたラグナくん 体とともに心も大きく成長
素敵な“きょうだい”愛を見せてくれたのは、コーギーで3歳の女の子「もなか」ちゃんと、ボーダーコリーで1歳の男の子「ラグナ」くんです。雷が苦手なもなかちゃんは、少しでも雷がなっていると吠えてしまうことが多いのだそう。写真の撮影当日も雷が鳴り、怯えていたといいます。 「ふと気がつくと、ラグナがもなかのそばまで寄っていき、背中にポンと手を置いていました。数秒経ってもそのまま動かなかったので思わず写真を撮りました。手を置かれたもなかは、びっくりしたのか数秒間固まっていましたが、その後はまたワンワンと吠えていました。残念ながら“弟”の心はいまひとつ届かなかったようです」 今回は気持ちが届かなかったラグナくん。しかし、11月に1歳になり、体とともに心も大きく成長していることに、飼い主さんはうれしい気持ちでいっぱいだそう。 「ラグナが一方的にもなかに『かまってかまって』と絡みにいき、『いい加減にして!』と怒られる姿が日常です。いつもはラグナがもなかに怒られてばかりいるので、こんなに思いやりのある行動もできるのだと驚きました。優しい子に成長してくれて、本当にうれしく思います」