佐々木朗希獲得の“メリット” 狙う西の古豪、23歳がもたらす恩恵…すでに9球団接触か
ポージー編成本部長、朗希獲得なら「嬉しすぎて飛び上がる」
ロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手の争奪戦がさらに拡大している。23日(日本時間24日)にはレンジャーズと面談したと報じられ、さらにジャイアンツとの接触も伝えられた。ただ、2010年代に3度の世界一となった“西の古豪”は「ササキを獲得することは難しい」とも言われている。 【写真】大胆タンクトップが「美しい」 朗希と“比較”される剛腕のガールフレンドに反響 地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」のジャイアンツ番を務めるスーザン・スラッサー記者はこの日、「先週南カリフォルニアでジャイアンツがササキとジョエル・ウルフ代理人に会ったとされる」と報じた。佐々木はすでにメッツ、ヤンキース、カブス、ホワイトソックス、レンジャーズと面談したとされ、ドジャースやパドレス、マリナーズも接触。少なくとも9球団の争奪戦が展開されている。 また、同記者は「球団の顔であり、新しくジャイアンツの編成本部長に就任したバスター・ポージーは、ウインターミーティングでロウキ・ササキに興味をもっていることをしっかりと示した」と言及。さらに、米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」のレオ・モーゲンスターン記者によると、ポージー編成本部長はウインターミーティングで佐々木について「もし彼のような選手を獲得できれば、嬉しすぎて飛び上がるだろう」と語ったという。 一方でスラッサー記者は「ササキを獲得することは難しい」と“白旗”をあげた。いわく「彼はインターナショナル・ボーナス・プール経由でしか獲得できず、(獲得したチームは)6年間保有することができるので全てのチームにとって魅力的な存在だ。でも、主導権は彼が握っており、最高の環境を与えたチームに行くだろう」。そして「ササキ争奪戦はドジャースが有力で、パドレスとダイヤモンドバックスなど、ナ・リーグのチームが虎視眈々としている状況だ」と、現状を明かしている。 ジャイアンツは2021年のサイ・ヤング賞投手で今季15勝を挙げたコービン・バーンズ投手を狙っているとされる。ただ、バーンズは7~8年で2億ドル(約314億円)を優に超える契約になるとの予想も。その点、マイナー契約の佐々木は「ペイロールに与える影響は少ない」とし、今後もジャイアンツは諦めずに獲得を目指すと分析している。
Full-Count編集部