【MLB】アストロズが左腕フランバー・バルデスとの調停回避 1800万ドルで合意 今季がFA前の最終年
日本時間1月10日、MLBは各球団が年俸調停権を持つ選手と希望額を提示し合う期限を迎えた。アストロズは8人の選手が年俸調停権を持っていたが、期限までに全員と合意し、契約更改を完了。FA前のラストイヤーを迎えている左腕フランバー・バルデスとは年俸1800万ドルで合意した。アストロズは今オフ、バルデスと同様に1年後にFAを控えていたカイル・タッカーをトレードでカブスへ放出。しかし、バルデスに関してはトレードする意思はなく、今季も引き続き先発ローテーションの柱としての活躍を期待しているようだ。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在31歳のバルデスは2021年から4年連続で2ケタ勝利をマークしているアストロズのエース格。メジャー7年目の昨季は左ひじの不調で戦列を離れた時期もあったが、28試合に先発して176回1/3を投げ、15勝7敗、防御率2.91、169奪三振と例年通りの安定したパフォーマンスを披露した。移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」はバルデスの今季の年俸を1780万ドルと予想していたが、それを上回る1800万ドルで合意に至ったようだ。昨季から590万ドルの昇給となる。 1年後にFAを控えるバルデスに関しては、トレードの噂が絶えないものの、アストロズは今のところ、バルデスをキープしたまま2025年シーズンの開幕を迎える方針を固めている。ただし、今季アストロズが思わぬ低迷を強いられた場合、夏場にバルデスをトレードする可能性は残っており、FA選手と必要以上の大型契約を結ばないチームの方針から考えると、バルデスがFAとなったあとに再契約を結ぶ可能性は極めて低いと言えるだろう。バルデスが比較的安価な契約延長に応じない限り、今季がアストロズでプレーする最後のシーズンになると思われる。 なお、アストロズはバルデスのほか、マウリシオ・デュボン(500万ドル)、ルイス・ガルシア(187万5000ドル)、ブライアン・アブレイユ(345万ドル)、チャス・マコーミック(340万ドル)、イサーク・パレイデス(662万5000ドル)、ジェイク・マイヤーズ(230万ドル)、ジェレミー・ペーニャ(410万ドル)とも合意し、今季の契約を済ませている。