「人付き合いが疲れる自分は、人見知りなのか」人と関わることに悩む人が多い理由
「全く疲れない」ほうが問題であることも
人付き合いが疲れる人よりも、「全く疲れない」という人のほうが要注意かもしれません。なぜなら、「相手に気を遣わせてしまっている」可能性があるからです。 自分は気分良く話して、「あー、楽しかった!」と思っていたのだとしても、相手は聞き手に回って、同意できない話も反論せず、聞き流していることだってあり得ます。 特に、自分のほうが先輩であるとか、相手よりも立場が上のときは、「相手が合わせていた」可能性は高いもの。相手の“おもてなし”の結果、自分が気分良く過ごせていたことを理解しておかないと、相手との関係は長続きしなくなってしまうしょう。
お互いに「気を遣いすぎない関係」になるには
本当にいい関係を築きたければ、「相手に気を遣わせないこと」を心がけることは大事。そのためには、「自分も相手に気を遣いすぎない」必要もあります。 ただし、「気を遣いすぎないほうがいい」とはいっても、価値観があまりに違う人とは仲違いしやすいため、どうしても気を遣わなくてはいけないことが増えてきます。 つまり、究極なことを言ってしまえば、「気を遣いすぎない関係」でいるためにも、価値観が似ているのか、気が合うのかどうか(=相性)が、重要なポイントになるのです。 たとえ親子でも価値観が合わないと、喧嘩をしないために気を遣い合うことも出てくるため、会った後はどっと疲れてしまうことがあります。 一緒にいて疲れるかどうかに「その人との関係性」は関係なく、「相性次第」のところが大いにあると言えるでしょう。 だから、あまり合わない相手とは、無理に仲良くしようとしないで、距離を保って付き合うことで、お互いにストレスを溜めないようにするほうが「得策」なのです。 では、人付き合いで疲れたときは、どうしたらいいのでしょうか。次のページで紹介します。
人付き合いの疲れは、ひとりで癒す!
人付き合いで疲れる原因は、「気を遣いすぎ」「言うのを我慢しすぎ」「相手に合わせて欲求を抑えすぎ」「相手にイライラしすぎ」なんてことが多いものです。 そんな人付き合いによるストレスは、「ひとりの時間」をもって自己を癒したほうがいい。 気の置けない大切な人と過ごすのでも悪くはないですが、それで愚痴ばかり言ってしまっていては、関係性が悪くなってしまいます。親しい相手であっても、やはりそれなりには気を遣うことも大切ですしね。 有名人やインフルエンサーらが「仲間たちと仲良く過ごしているSNS」などを見ると、人付き合いで疲れている自分は、どこかおかしいように思ってしまいがち。 でも、おかしいわけではありません。「人との付き合いで疲れるのは、ある意味、当然のこと」だと理解し、疲労がたまったときは、しっかり自分を癒してあげたいものですね。
コラムニスト・ひかり