飼い猫を捜して陥没穴に転落か、60代女性の捜索続く 米東部
(CNN) 米東部ペンシルベニア州南西部の町で2日、飼っている猫を捜しに行った女性(64)が行方不明になった。女性は突然できた陥没穴に落ちたとみられ、救助隊が捜索を続けている。 【画像】女性が落ちたとみられる穴 州警察が3日の記者会見で発表したところによると、女性の家族から通報があったのは3日午前1時ごろ。女性は2日午後に猫を捜しに行ったきり、連絡が途絶えていた。 警察が出動し、町の飲食店の近くで女性の車を発見。中には女性の孫にあたる女児(5)が乗っていた。車から数メートルの場所に、深い陥没穴ができていた。 女児は氷点下の寒さの中、12時間近く車内で置き去りになったが、無事に保護され、両親に引き渡された。ただ、何が起きたのか警察に聞かれても、答えられない状態だという。 救助隊は、女性が穴の中で生き延びていることを願いつつ作業を進めている。穴の中は十分な酸素があり、地上よりも暖かいとされる。 地元消防隊の責任者は、はしごや綱を使って穴の中を一見した限り、女性の姿は見えなかったと話す。同責任者によれば、穴の状態が分からないため、近づくこともできない。カメラを使って穴の中を調べたところ、片方だけの靴が見つかった。 現場周辺は古い炭鉱が点在する地域。穴は2日にできたとみられ、地面からはマンホールほどの大きさに見えるが、中ははるかに広い。救助や掘削の専門チームが送り込まれたが、捜索作業は難航している。