陸自オスプレイ 飛行再開へ 九州防衛局が県に説明【佐賀県】
11月発生したアメリカの空軍のオスプレイの予防着陸をめぐり、九州防衛局は27日一定の飛行時間に満たない機体の飛行を制限することなど県に説明しました。陸上自衛隊は、27日以降オスプレイの飛行を再開させる方針です。 さきほど県庁を訪れたのは九州防衛局の江原康雄局長など3人です。 【九州防衛局 江原康雄局長】 「最新の分析の結果、一定の飛行時間を満たないプロップローター・ギアボックスで不具合が発生する潜在的な可能性が示唆された」 九州防衛局によりますと、アメリカ側は11月発生したアメリカ空軍の予防着陸を含め分析した結果、一定の飛行時間に満たないプロップローター・ギアボックスを搭載したオスプレイについては、不具合が発生する潜在的な可能性が示唆されたため、特定の飛行時間を上回るまで機体の飛行を制限するといった追加的な措置を講じるとしています。 防衛省もこの評価について妥当であると考えているということで、これまでの安全対策に加え一定の条件下において機体の飛行を制限する措置を講じるとしています。 【県政策部 平尾健部長】 「今回の日米のオスプレイ対する措置について時間差があったことがわれわれとしては憂慮したところ。安全性の追究は決して足をとどめることなく、引き続き継続してもらえたら」 アメリカ空軍のオスプレイの予防着陸のあと陸上自衛隊のオスプレイも任務飛行を除き一次的に飛行を見合わせていていましたが、27日以降準備が整った機体から飛行を再開させる方針です。
サガテレビ