「政府間で平和的解決を」 知事、中国のブイ設置で
玉城デニー知事は27日の定例記者会見で、波照間島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)で中国が設置したと見られるブイが新たに確認されたことに関し問われ「政府間で平和的、合理的に問題が解決されるよう取り組んでほしい」と要望した。 産経新聞は波照間島の南西約140㌔の日本のEEZ内で、中国語の記載があるブイ設置が確認されたと報じた。 尖閣諸島(石垣市)周辺で、中国海警局船の今年の航行日数が29日で353日となり、過去最多になる見込みとの指摘に対しては「尖閣諸島がわが国固有の領土、領海であることは論をまたない。尖閣周辺では巡視船が警戒に当たっている」と述べるにとどめた。 尖閣周辺海域で中国海警局船は今年7月までに、過去最長となる215日連続で航行。「常駐化」が一段と進んでいる。6月には航行する4隻がすべて機関砲らしきものを搭載した艦船に切り替わるなど、武装強化の動きも見せている。