井上尚弥が来年海外再進出 26年は中谷潤人戦?「誰とは言いませんが」と大橋会長がポロリ
プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31=大橋)が、2026年に3階級制覇王者でWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(26=M・T)の挑戦を受ける可能性が浮上した。 【写真】練習を公開した井上尚弥 IBF、WBO世界同級1位サム・グッドマン(26=オーストラリア)との防衛戦(24日、東京・有明アリーナ)を控えた4日、横浜市の所属ジムでの練習を公開。終了後、大橋秀行会長(59)が「来年は米国、サウジアラビア(での防衛戦)の線が強い。それが終われば、相手は誰とは言いませんが、皆さんが望む、国内で大きな試合をやりたいと思います」と構想を明かした。 グッドマンとの防衛戦に成功すれば、来年は日本を離れて海外に再進出する。現時点で米国とサウジアラビアからオファーが届いている。「それだけ求められている。ファイトマネーも高くなる。来年はまた大きなステップになる。まだ決定ではないが、まずは米国が濃厚だと思う。(海外で)3試合になるかもしれない」(大橋会長)。 その海外防衛戦をすべてクリアすれば、26年に中谷の挑戦を受ける構想だ。あくまで2人とも連勝を続けるのが条件。ボクシングの世界で再来年の試合まで想定されるのは異例だが「世界戦は1試合1試合が勝負。それが何試合も決まっていたら、ふつうの選手だったら緊張する。井上はそれがない。パンチももらっていないので、ダメージもない」と大橋会長。海外に再進出する来年も年間3試合を計画している。