【食べてみたい地域別のお雑煮ランキング】1位は超贅沢な広島県のカキ雑煮!2位以降も個性豊かな雑煮がズラリ
まもなく2024年も終わりますね。新年の楽しみの一つがお雑煮という方もいるのではないでしょうか。地域によって具材や味噌などの種類が違うので、この時期に他県民の方と話すと盛り上がる話題ですよね。 ◆【ランキング表を見る】食べてみたい地域別のお雑煮ランキング!日本全国の個性豊かなお雑煮を紹介 ランキングサイト「ランキングー!」を運営する株式会社CMサイトが、全世代男女9490人を調査した「お雑煮に入れる具は? 食べてみたい地域別のお雑煮ランキング」を2024年12月15日に公開しました。 1位には広島県の「カキ雑煮」が選ばれました。今回は1位から3位までをピックアップして、地域のお雑煮を解説します。 記事後半では2023年の地方別平均年収ランキングを紹介します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【食べてみたい地域別のお雑煮ランキング】1位は広島県のカキ雑煮(811票)!広島の名産カキは「賀来」で縁起物
1位には広島県のカキ雑煮が選ばれました。お正月からカキが食べられるなんて、とてもうらやましいですね! 投票者からは「広島の牡蠣とお雑煮を一緒に食べるなんて豪華です」「全国色々なお雑煮がありますが、牡蠣のだしできっと美味しいでしょう」とコメントが寄せられています。 カキ雑煮は広島県の安芸地方、江田島市で食べられており、主には煮干し、昆布、かつおだしのすまし汁に、丸もちだけでなくカキ、ぶり、野菜を入れた雑煮のこと。地域によって、みそ仕立てや具材が違うなどあるそうです。 カキは「賀来」として、「福をかき取る、かき寄せる」とされる縁起物。また広島県の名産の一つで、広島県では古くは縄文・弥生時代から天然カキが食べられていたそう。16、17世紀には広島県でカキの養殖が始まったと考えられており、現在カキの水揚げは日本全国の6割を占めています。
【食べてみたい地域別のお雑煮ランキング】2位は北海道の鶏がら雑煮(717票)!東北にルーツの鶏肉入り
2位には甘いコクのある味わいの「鶏がら雑煮(北海道)」が選ばれました。鶏もも肉など具だくさんのお雑煮です。投票者からは「鶏ガラというところが魅力的!」とコメントがありました。 北海道は明治時代から大正時代にかけて開拓が進み、日本各地から200万人が移住したといわれています。それぞれが故郷の雑煮を再現しようとし、数多くの雑煮が伝わっています。 そんな北海道で一番多いのが、青森県、岩手県、秋田県などの東北地方にルーツを持つ、鶏がら雑煮。鶏肉でだしをとり、ごぼう、ニンジン、油揚げ、シイタケ、ツト(なると巻の一種)などの具を加えて、醤油味に仕上げたものに、焼いた角餅を入れます。 他にも北海道は海苔入り雑煮や、サケやいくら入りの越後雑煮、香川県ルーツの餡餅雑煮など、さまざまな種類のお雑煮が伝承されています。お雑煮一杯から先祖のルーツや思いが感じられるのは、北海道ならではですね。