【ハイライト動画あり】明治大学、リーダー陣不在の中で若手が躍動し東海大学に勝利。ラグビー全国大学選手権3回戦
東海大学は1本トライを返したものの、40分、明治大学は再びモールから途中出場のHO金勇哲(4年)が、8本目となるトライを挙げてノーサイドを迎えた。相手のプレッシャーがある中、好機にしっかり得点を重ねた明治大学が、50-17で快勝し、準々決勝に駒を進めた。
敗戦で、今シーズンが終了した東海大学の木村季由監督は「試合の入りではやろうとしていたことが出た部分がたくさんあったが、明治さんがスコアを重ねて、後半はペナルティで苦しんだ。今年、苦しい状況がたくさんがあったが、4年生がよくやってくれた。負けたことは事実なので、これを乗り越えて、今日は選手たちを労いたい」と話した。
共同キャプテンCTB近藤は、「前半、プラン通りで良い感じで折り返したが、後半、ペナルティを続けて失点を重ねてしまった。エキストラで入って来る選手に対するコミュニケーション不足や、意思疎通が取れてなかった。ディフェンスを武器としてきたチームが、ディフェンスで取られてしまったことで、精神的に劣勢になってしまった」と悔しそうな表情を見せた。
リーダー陣が不在の中でも快勝した明治大学の神鳥裕之監督は、「負けたら終わりというトーナメントにふさわしい試合に勝つことができて、まずホッとしています。東海大学は、関東リーグ戦で長い間、チャンピオンだったことがわかるいいチームで、我々としてはまた成長させてもらえた」。
「また、リーダーがいないという状況の中で、数少ない4年生がチームを引っ張って、若いメンバーたちも良い経験ができた。この経験を成長の糧に、次の天理大学戦に向けて準備していきたい」と振り返った。
FL福田ゲームキャプテンは、「前半、東海大学さんのブレイクダウンに圧倒されてしまいましたが、自分たちがやってきたことを信じて、一貫性をもって80分間、緩まないで、最終的には上回れたので良かった。天理大学もフィジカルが強いと思うので、ディテールのところまで、1週間しっかり準備をしていきたい」と前を向いた。