【ハイライト動画あり】明治大学、リーダー陣不在の中で若手が躍動し東海大学に勝利。ラグビー全国大学選手権3回戦
負けたら今シーズンが終わるという緊張感の中、試合開始から10分間はお互いがフィジカルバトルで引かない、真っ向勝負だった。試合が動いたのは前半15分、東海大学FW陣が中盤でモールを押し込むと、SH(スクラムハーフ)山田莞大(3年)が相手のギャップを突いて抜け出し、そのまま中央にトライ。FBセブンズターがゴールを決めて7点を先制した。
だが、明治大学も負けていない。紫紺のFW陣がモールを押し込んだ後、21分、ボールを継続し、最後はCTB伊藤が個人技で右中間にトライを挙げ、CTB平翔太(3年)がゴールを沈めて7-7の同点とした。
すると25分、東海大学はスクラムで反則を得て、相手陣奥深くに攻め込んでチャンスを得たが、1年生SO浦本明惟(松山聖陵)がDG(ドロップゴール)を狙ったものの、決めることができなかった。
30分、明治大学はハイパントキックを軸に相手陣に攻め込むと、最後はSH柴田竜成(3年)がトライを挙げて、14-7と逆転する。PG(ペナルティゴール)を1本決められたが、36分、SO萩井のハイパントキックを、1年生WTB白井瑛人(桐蔭学園)が見事にキャッチし、最後はFB金昂平(4年)が右隅にトライを挙げて、21-10とリードを広げて前半を折り返した。。
11点差で迎えた後半、東海大学は何としても先に得点を挙げたいところだった。しかし、東海大学は最初のプレーで反則をしてしまい、明治大学がいきなりチャンスを迎える。後半4分、モールからのサインプレーの後、FWで近場を突いた後、右に展開してWTB白井がトライを挙げ、26-10とさらにリードを広げた。
その後、東海大学が攻める時間帯があったが、明治大学のディフェンスを崩すことはできなかった。すると17分、明治大学は再び、WTB白井のハイパントキャッチを起点にアタックを継続し、最後はラインブレイクしたCTB平が中央にトライ。
21分にはゴール前のモールから、ゲームキャプテンFL福田が押さえてトライ(38-10)。26分には途中交代のWTB竹之下仁吾(2年)が自陣から60m走り切ってトライ。43-10として勝負を決めた。