<春風を待つ―センバツ・宇治山田商>夢舞台を実感 選手たち堂々行進 開会式 /三重
第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の開会式が18日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場であり、16年ぶり2回目の出場となる宇治山田商の選手たちが堂々と行進した。大会第4日の第1試合(21日午前9時開始予定)で東海大福岡(福岡)と対戦する。【原諒馬】 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 出場32校の選手が、行進曲に合わせて入場した。宇治山田商は、校名のプラカードを持った外野手の新居(あらい)拓実(3年)を先頭に登場。スクールカラーの深緑色のセンバツ旗を掲げた伊藤大惺主将(同)の後に出場選手19人が続いた。 新居は2月に立候補してプラカードを持つことに決まった。プラカードは、今年度の「書の甲子園」東海地区・団体の部で優勝した高田高(津市)の書道部が揮毫(きごう)した。 伊藤主将は「改めてこの場所で試合をするんだなと実感できた。自分たちの特徴の『粘り強さ』と『つなぐ野球』をしっかりと甲子園で出して、挑戦者の気持ちで積極的にプレーしていきたい」と意気込んだ。式を終えて、村田治樹監督は「本当に立派な行進だった。状態を整えて試合当日を迎えられたらと思う」と話した。 〔三重版〕