元日本代表FW豊田陽平が現役引退「ふるさと石川を愛している」、サガン鳥栖のクラブスタッフ入りへ
J3ツエーゲン金沢は9日、FW豊田陽平が2024シーズンをもって現役を引退することを発表した。 石川県出身の豊田は星稜高から名古屋グランパスエイトに進み、同クラブで3シーズンを過ごした。その後はモンテディオ山形や京都サンガF.C.でプレーした後、2010年からJ2サガン鳥栖に移籍すると、期限付き移籍を経験しながらも2021年まで在籍。金沢には2022年より加入していた。 北京オリンピックに日本代表として出場したほか、2013年から2015年にはA代表として活躍。Jリーグで通算162ゴールを奪ったストライカーは、金沢のクラブ公式サイトを通じてコメントを発表した。 「新年あけましておめでとうございます。新たな年を迎え、無事に年を越せたことを心より喜び申し上げるとともに、被災された皆さまが一日でも早く復旧・復興され、未来が開ける一年になりますことを、心からお祈り申し上げます。また、冬となり被災地での救援、支援活動に全力であたり続けておられる方々に、敬意を表しますとともに、皆さまの安全をお祈り申し上げます」 「この度、豊田陽平は2024シーズンをもちまして引退いたします。3年前、念願であった地元クラブに加入させていただき36歳のいい大人が心弾み大好きな石川県に恩返しを。と意気込んだこと、昨日のことのように覚えています。現在でもその気持ちに変わりはありません。それはどんなに雨が降ろうと雪で寒かろうと、試合に出れなくとも、この地で生まれ、育った石川県人として ふるさと石川 を愛しているからにほかなりません」 「そんな故郷のクラブで選手生活を終えられること、とても有り難く感じております。それもツエーゲン金沢が誕生からこれまで、沢山の方々が紡ぎ繋いでこられた歴史があるからであり、この地にプロサッカークラブを!とご尽力された先人の方々のおかげであります。この場をお借りして感謝を伝えさせてください。ありがとうございました」 「また、この3年間大した成果もあげていないにも関わらず、期待し応援していただいたファン、サポーターの皆さま、ご支援ご協力いただいた企業、自治体、関係者の皆さま、大変お世話になりました。心からの感謝をお伝えします。本当にありがとうございました。今後につきましては、サガン鳥栖で新たなチャレンジをすることを決断いたしました。詳細につきましては、後日ご報告させていただきます。改めて人生の一部となっていただけたツエーゲン金沢さまに感謝申し上げます。ありがとうございました」 サガン鳥栖のクラブスタッフに加入することが決定している豊田。現役引退会見は後日に実施されるようだ。