突然の来客時、5分で「きれいな家」に様変わりする「魔法の仕組み」【プロが解説】
● 来客時の「掃除」はココだけでOK! 光る素材がピカピカなら「行き届いた家」になる 来客のハードルを下げるための工夫として、一時置きスペースを設ける方法や使うモノをまとめる、分かるようにする方法をお伝えしましたが、掃除のことも気になりますよね。 来客時の掃除は、ゲストが通る場所と使う場所をメインにやっていきましょう。念入りには出来なくても、ポイントを押さえるだけでキレイに見えるので安心してください。 玄関では余分な靴は下駄箱に仕舞って、たたきにあるゴミやホコリを箒と塵取りで取り除きます。最近は箒と塵取りがセットになった自立するコンパクトなものも売っているので、使いやすいものを選んでみてください。普段から玄関に専用の掃除用具を置いておくと気づいた時にさっと掃除がしやすくなります。 リビングダイニングは掃除機をかける前に、高いところからホコリを落としましょう。ペンダントライトの笠やテレビ台、チェストの上などハンディモップなどでホコリを取り除いてから、掃除機掛けを。 ゲストが座る位置に一度座ってみて、何が目線に入るか確認すると掃除したり、整えたりした方がいいところが見えてきます。 トイレや洗面所はゲストが使う機会も多いので少し念入りに。一通り掃除した後はステンレスや鏡など光る素材は水滴跡や曇りが無いようにウエットシートで拭き、その後で柔らかい布で乾拭きするか、マイクロファイバークロスを水で濡らし、固く絞って拭くとキレイになります。 光る素材をピカピカに仕上げると、それだけで掃除が行き届いているように見せられるので、ここは抜かりなく。 他にも予備のトイレットペーパーや手洗い後に使うハンドタオル(またはペーパータオル)なども分かりやすい場所に準備しておきましょう。普段から、小さなクロスを置いておき、使った後にさっと水滴を拭く、タオルを交換する時にまわりをさっと拭くなど習慣化しておくと来客時は軽くチェックするだけで済みますよ。 来客時の仕組みづくりには普段の生活を快適にする工夫も含まれています。どうしたら楽になるか?ハードルが低くなるかを考えて、できそうなことを取り入れてほしいと思います。
澁川真希