突然の来客時、5分で「きれいな家」に様変わりする「魔法の仕組み」【プロが解説】
● 仕組み化で「まとめる」「分かるようにする」ことで ゲストもホストも楽になる 来客時ならではの「物」の用意も準備しておきたいところ。必ず使う物は何でしょうか? 例えば玄関ではスリッパ、リビングダイニングではお茶のセット、洗面所ではハンドタオル。泊まり客の場合は寝具も必要です。まずはそれらをすぐに使えるように準備していきましょう。 ホテルなどの宿泊施設では、誰にでも分かるように必要な物がまとめて置かれていますよね。自宅でも、使う物が使う場所に置かれて分かるようになっていればゲストもホストも楽になります。 寝具は敷布団、掛布団、枕などとカバーをひとセットにして、大きなマルチカバーや布団ケースなどでくるんでおく。玄関では来客用のスリッパを持ち手付きのカゴなどにまとめて入れておけば、出すのも仕舞うのも簡単です。 リビングダイニングではティッシュペーパー、おしぼりやウエットティッシュ、キッチンではティーカップといった茶器など使う物をトレーなどにまとめてセットしておきます。 子どもたちが小さい場合は、落としてけがをしないようにプラスチックのコップなどを子ども専用にしておくと安心です。 また、後片付けを楽にするために、カラフルな紙コップなど使い捨てのものにするのもあり。自分のコップと分かるように、マジックやマスキングテープを一緒に準備しておいて、ゲストが自分達で名前を書いたり、シールで目印をつけたりするのもおススメです。 ゲストになって意外と困るのがゴミの処理です。地域によって分別方法も違うので、ホストはあらかじめ「○○のゴミはこのゴミ箱に捨てて大丈夫。○○はこっちのゴミ箱へ。」など、ゴミの出し方について知らせたり、パーティ―などの時は分別の種類ごとにゴミ箱を用意します。 紙袋にビニール袋をかけて簡易ゴミ箱にするのもありです。その場合も分別しやすいようにマスキングテープなどでラベルを貼っておくと親切でしょう。 我が家でも子どもたちが小さい頃は、友達が遊びに来るときはダイニングテーブルにお菓子と飲物、コップ、お手拭き、それに小さな紙袋にビニール袋をかけた簡易ゴミ箱をセットして「ゴミはここに捨ててね」と伝えることで後片付けを楽にしていました。 使うモノを「まとめる」、ラベルなどを使って「分かるようにする」ことでホストもゲストもお互いに楽になることが沢山あるので、ぜひ取り入れてみてください。