ジュネーブショーが終焉、魅力低下で来場者数も伸びず 後継ショーを2025年11月にドーハで開催
ジュネーブ国際自動車ショーの主催財団は、2025年以降、ジュネーブでのショーを開催しないと発表した。「自動車産業に関する不確実性が多く、欧州の主要ショーの魅力が低下しており、投資リスクを犯すことができない」ことを理由としている。パリモーターショーやIAAモビリティ(ミュンヘン)との競争激化も背景に挙げた。 ジュネーブショーは世界5大自動車ショーの一つに数えられていたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、20年以降は開催を見合わせていた。24年2月、5年ぶりに開催したが、出展社数は全37社・団体にとどまった。来場者数も16万8千人と、目標の20万人に届かなかった。 財団は、実質的な後継となるショーをカタールのドーハで、25年11月に開催する予定としている。