「普通ではない。奇妙だ」「ロッカールームで何かが起こっているに違いない」 途中出場ばかりのデ・ブライネ。先発起用しないペップにG・ネヴィルが持論展開
ここ数年は負傷が続いているデ・ブライネ
プレミアリーグ第13節でリヴァプールに敗れ、公式戦7試合で白星がないマンチェスター・シティ。堅守は失われ、自慢の攻撃力は見る影もない。 シティは得点のほとんどをアーリング・ハーランドに頼っており、彼に続くスコアラーはいない。昨季であれば、フィル・フォーデンが19ゴールを挙げ、21-22シーズンにはケビン・デ・ブライネが15ゴールを記録しているが、今季はどちらも思うように得点を決めることができていない。 デ・ブライネはゴール、アシストの両面でチームに貢献できるプレイヤーだったが、近年は負傷での離脱が多く、プレイタイムは減少を続けている。今季は402分しかプレイしておらず、直近のリヴァプール戦はわずか12分しかピッチに立っていない。 ベルギー代表MFは9月のインテル戦で負傷し、11月のスポルティングCP戦で復帰を果たしている。徐々にコンディションを戻すためかペップ・グアルディオラ監督は同選手のプレイタイムを制限しているが、元マンチェスター・ユナイテッドのギャリー・ネヴィル氏はポッドキャスト『The Rest Is Football』にて、デ・ブライネをもっと起用すべきだと持論を展開している。 「興味深いことがいくつかある。デ・ブライネの件は普通ではない。奇妙だ。過去10年のプレミアリーグで最高の選手だった彼がなぜここに(リヴァプール戦)いないのか」 「彼が怪我をしていたことはわかっているが、なぜ出場しなかったんだ。彼はリーダーであり、権威があり、自信と才能がある。ロッカールームで何かが起こっているに違いない」 ペップはデ・ブライネの起用に少し慎重になりすぎているのかもしれない。ピッチに立てばチャンスを作れる選手であり、フォーデンが不調である以上は別の選手が攻撃の手綱を握る必要がある。シティでの最後の先発は9月のブレントフォード戦まで遡る必要があり、次節ノッティンガム・フォレスト戦で先発復帰し、攻撃をけん引することはできるのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部