錦織圭、尻上がりに調子上げて初戦突破。世界384位をストレートで破る[HPPオープン]【テニス】
前週4強の錦織圭、ストレート勝利で2回戦へ
現地11月6日、ATPチャレンジャー「HPPオープン」(フィンランド・ヘルシンキ/チャレンジャー125)シングルス1回戦が行われ、錦織圭(ユニクロ/世界ランク132位)は、予選勝者のニコラス・アルバレス・バローナ(スペイン/同384位)を6-4、6-2で下し、2回戦進出を果たした。 【動画】錦織圭 華麗なバックハンドショットでセット奪う 9月に開催されたジャパン・オープンで8強入りした34歳の錦織は、その後ATPマスターズ1000上海で2回戦、ATP500ウィーンで初戦敗退となったものの、トップ20とも接戦を演じた。 前週は「スロバキア・オープン」(スロバキア・ブラチスラバ/チャレンジャー125)に出場し、3試合連続でフルセットマッチを制して、1年5ヵ月ぶりに公式戦でベスト4入り。準決勝では連戦の疲労を隠せず、世界60位のロマン・サフィウリンに惜しくも敗れて決勝進出とはならなかった。 前週に続いてチャレンジャーへの出場となった今大会。初戦となったこの日は、試合序盤からアルバレス・バローナの思い切りのいいサーブ、力強いストロークに押され気味。サービスゲームでは度々ブレークポイントを握られた。 それでも、ショットの精彩を欠く中でピンチをしのいだ錦織は、第5ゲームで先にブレーク。一度は追いつかれたものの、相手のミスを引き出して第9ゲームで再びリードし、そのまま6-4で第1セットを奪った。 徐々にストローク戦でリズムを掴んだ錦織は、第2セットの最初のリターンゲームでブレーク。尻上がりに調子を上げて、アルバレス・バローナに挽回させずに、第7ゲームでリードを広げてストレート勝ちを収めた。 2回戦では第7シードのジェローム・キム(スイス/同134位)と対戦する。21歳のキムは、今季チャレンジャー大会で2度のタイトルを獲得しており、10月には「スイス・インドア」(スイス・バーゼル/ATP500)で予選を勝ち上がりツアー本戦デビュー。1回戦でウーゴ・アンベール(フランス/同14位)に4-6、7-6(5)、5-7と、惜しくも敗れている。
Tennis Classic 編集部