カワサキ「Ninja 1100SX」とともに「Ninja 1100SX SE」も新登場! Ninja 1000から排気量を拡大
ゆとりある動力性能に上質さを磨いて充実進化
デビュー以来変わらぬ魅力でライダーの高い支持を得てきたカワサキのスポーツツアラー・ニンジャ1000SXが排気量を拡大して「ニンジャ1100SX」に進化した。上級グレードの「ニンジャ1100SX SE」も登場している。 【写真はこちら】ニューモデル「Ninja 1100SX SE」の全体 2011年に初代がデビューしたニンジャ1000は、スタイリッシュなボディデザインとスーパースポーツに迫る動力性能、ロングツーリングも余裕でこなす快適性を兼ね備えた万能スポーツツアラーとして大ヒット。それ以降、世界中のライダーから愛され、たゆまぬ熟成を重ねながら進化してきた。 その後、車名にはカワサキのスポーツツアラーを示す「SX」が追加され、現行型が登場したのは2020年。それから4年間、ライダーの根強い支持を受け続けてきたが、2025年モデルで更なる熟成が図られ、車名もニンジャ1100SXとなった。欧州で2024年10月に正式発表された車両を見ていこう。 名前の通り、最大のハイライトは排気量の拡大。これまでの1043ccに対し、新型は1099ccとした。エンジンは、ボアはそのままにストロークを3mm拡大、吸気ポートを改良し、カムプロフィールやECUのセッティングも変更。最高出力は136PS。極太のサイレンサーを持つマフラーは基本的に変更なし。排出ガス規制はユーロ5相当からユーロ5+対応になっている。 スタイリングは前モデルのニンジャ1000SXをそのまま踏襲。ボディカウルのデザインもそのまま引き継がれている。クイックシフターは引き続き標準装備となるが、作動回転数が2500rpmから1500rpmへと引き下げられ、利便性を大きく増した。 最大のトピックは上級グレード「SE」の追加だろう。ブレンボ製キャリパーとオーリンズ製リアショックを標準装備した走りを磨いた仕様で、スタンダードともども国内仕様の導入に期待したい。
オートバイ編集部