《ブラジル》サンタマリア支部が沖縄文化体験イベント初開催「Okinawa Go!」約400人、30種類の郷土料理も
高良ノリさんは、短期間でこれほど大規模なイベントを準備することは大きな挑戦だったが、参加者の年配の女性たちが沖縄の家族の伝統を再体験しながら、新しいレシピを学ぶ姿を見て、「努力は報われた」と感じたという。高良さんは「より早くブラジル社会に溶け込めるように、日本語やウチナーグチ(沖縄語)の使用を禁止していた家庭も少なくない。母親が日本語やウチナーグチしか話せず、子供とのコミュニケーションが困難になり、昔ながらの家庭料理が子や孫に伝わらず消えかけていました。オバー(おばあちゃん)たちが『このイベントがきっかけで記憶の隅に忘れ去られそうになっていた伝統とレシピを呼び覚ましてくれた』と話しているのを聞けて、この上ない喜びでした」と語った。 「Okinawa Go!」は毎年11月15日開催を目指している。
当日提供された沖縄料理30品リスト
第1回「Okinawa Go!」で提供された沖縄料理は次の通り。 (1)ナントゥ(沖縄のお餅)/照屋エミコさん作、(2)サーターアンダギー/照屋エミコさん作、(3)豆腐/ジョシー・サトウさん作、(4)ヒージャー(ヤギ汁)/高良トミオさん作、(5)イリチャー(炒め煮)/高良ミドリさん作、(6)アシテビチ(豚の足)/上原ハツエさん作、(7)ツナのアンダンスー(油味噌)/上原ハツエさん作、(8)ベーコンのアンダンスー/高良サトシさん作、(9)ラフテー/高良サトシさん作、(10)タコライス/青年部、(11)ぜんざい/照屋ケイコさん作、(12)ミミガー/照屋ローザさんと東風マリーザさん作、(13)オバーの天ぷら(野菜とゆで卵をハムで巻いた天ぷら)/高良アキコさん作、(14)スペアリブとシブイ(冬瓜)/照屋ジェルソンさん作、(15)さつま芋の天ぷら/照屋マリコさん作、(16)豚まん/トーキョーステーション提供、(17)ゴーヤーのパステウ/パステウオキナワ提供、(18)沖縄そば/マエダ先生作、(19)グルメポップコーンスイートゴーヤー味/パティー・カンピーナスさん作、(20)グルメポップコーン塩味/パティー・カンピーナスさん作、(21)昆布巻き/与儀ヨシエさんと高良アリーセさん作、(22)餅/赤嶺クラウディアさん作、(23)ゴーヤーチャンプルー/婦人部作、(24)イカの汁/高良トモミさん作、(25)饅頭/高良ヒトミさん・セイタロウさん作、(26)スペアリブの味噌煮込み/イノマタ・ヴェーラさん作、(27)三枚肉/上原ミナコさん作、(28)トーナカシー(おから)/婦人部作、(29)ゆし豆腐/婦人部作、(30)ススルメーフーチバー(ヨモギの雑炊)/婦人部作