北朝鮮からの労働者派遣など意見交わしたか 金総書記とロシア天然資源環境相が会談
北朝鮮の金正恩総書記は平壌を訪れているロシアの天然資源環境相と会談しました。北朝鮮からの労働者派遣などをめぐって意見が交わされたとの見方が出ています。 北朝鮮の国営メディアによりますと、金総書記は18日、訪朝しているロシアのコズロフ天然資源環境相と会談しました。 会談で金総書記は「貿易や経済などをめぐり、両国間の協力を促進させることで両国の発展を推進しなければならない」と強調したということです。 コズロフ氏は露朝間の貿易・経済などの会議のために訪朝していますが、これまで11回行われてきた会議のうち、金総書記がロシア側の代表と会談するのは初めてです。 このため、北朝鮮がロシアへの兵士派遣をめぐり、最大限の見返りを得るために厚遇したとの指摘がされています。その上で、会談では北朝鮮による労働者の派遣などについて意見が交わされたとの見方が広がっています。 こうした中、ロシア軍の軍事アカデミーの代表団が18日から北朝鮮を訪問していて、韓国政府は両国が加速させる軍事交流の一環とみて、動向を注視しています。