守護神が2試合連続ゴール!?元日本代表から教えを受けた、21歳の新人GK・川上翼の勢いが止まらない|フットサル
【Fリーグ】フウガドールすみだ 2-3 ボルクバレット北九州(12月20日/ひがしんアリーナ) 12月20日、ひがしんアリーナにてFリーグ2024-2025 ディビジョン1の第19節が行われ、フウガドールすみだとボルクバレット北九州が対戦。北九州が終盤に2得点を挙げて3-2で逆転勝利を収めた。 この試合で攻守に大車輪の活躍を見せたのがGK川上翼だ。攻撃では2試合連続となる貴重な同点ゴールを挙げ、守備では再三にわたって決定機を阻止し、試合終盤には第2PKを止めてみせた。川上の存在なくして、9試合ぶりの勝利をつかむことはできなかっただろう。 終了直後にはピッチに突っ伏して喜びをかみ締め、相手チームへの挨拶を終えてベンチに戻ると、GK鈴木雄大と力強く抱き合って歓喜の感情を爆発させていた。 勝利の立役者となった川上は、試合中になにを感じていたのか。試合後に話を聞いた。 取材・文=稲葉侑也(ウニベルシタ) 写真=青木ひかる
第2PKは「止められたらラッキー」
──試合を振り返っていかがですか? 押し込まれる場面が多く、我慢を求められる試合展開でした。ただ、自分たちのペースをつかめないなかでもしっかりと耐え、数少ないチャンスをモノにできたことは非常に大きな意味があると感じています。 ──チーム全体の雰囲気の良さを感じました。その要因はなんでしょうか? ここ数試合は得点が増えていましたし「自分たちはやれる」という確信がありました。一人ひとりが役割を全うし、周囲と連係できていたので焦らずにプレーできたのだと思います。 ──ご自身の得点を振り返っていただけますか? 常に積極的にゴールを狙うことを意識していて、今回は(宮崎岳の)素晴らしいアシストから、ほぼフリーの状態でシュートを打つことができました。相手に当たって軌道が変わるラッキーな面もありましたが、積極的な姿勢が得点につながったと思います。 ──第2PKを止めたシーンを振り返っていただけますか? 特別な自信があったわけではありませんが、相手の目線や動きを見て、どこに打ってくるかを予測して対応しました。それがいい結果につながったと思います。 ──第2PKは緊張しますか? あまり緊張しないですね。「止められたらラッキー」というぐらいの感覚で臨んでいます。今回も落ち着いて対応できたと思います。 ──試合終了後、鈴木雄大選手と感情を爆発させている姿が印象的でした。どのような気持ちだったのでしょうか? 普段から切磋琢磨する関係で、彼の支えがなければ自分のメンタルを保てなかったと思います。試合後に「よくやった」と声を掛けられ、喜びを分かち合いました。