若くても「脳ドック」“受けたほうがいい人”の特徴 「どんな病気がわかる?」「費用は?」医師が解説
やはり多くの人は不安で頭がいっぱいになるだろうが、実は瘤ができた部位や大きさにより、1年以内の破裂リスクがどのくらいあるか、最近の研究でわかっている。 「まずは、そういったことを、検査を受けた方にていねいに説明し、今度どういうことが必要か、どんな点に注意をしたほうがいいかなど、その方の不安を取り除いてくれるような対応が大事です。速やかに医療機関に紹介してくれるかどうかも重要な要素です」(金中医師)
脳ドックは時間と費用がかかるものの、体への負担はほとんどなく、寝ている間に検査が終わる。転ばぬ先の杖として検討してもいいのではないだろうか。 (取材・文/狩生聖子) かねなか脳神経外科院長 金中直輔医師 2003年、宮崎医科大学(現 宮崎大学)医学部医学科卒。東京都立墨東病院救命救急センター、同院脳神経外科、東京警察病院脳神経外科、同院脳血管内治療科医長、Stroke care unit室長を経て、2019年、頭とからだのクリニック かねなか脳神経外科を開設。東京警察病院脳血管内治療科非常勤医師も務める。日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本頭痛学会専門医、日本脳神経血管内治療学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医など。
東洋経済オンライン医療取材チーム :記者・ライター