【中山金杯】アルナシームが力強い末脚で差し切り重賞2勝目! 藤岡佑介騎手「金杯を勝ったのが初めてなのでめっちゃうれしい」
1月5日の中山11Rで行われた第74回中山金杯(4歳以上オープン、GⅢ、芝2000メートル、ハンデ、18頭立て、1着賞金=4300万円)は、藤岡佑介騎手の4番人気アルナシーム(牡6歳、栗東・橋口慎介厩舎)が中団のインでロスなく追走。勝負どころでうまく外めへ持ち出していくと直線では力強い末脚で差し切りV。一昨年9月のケフェウスS(8着)以来となる芝2000メートル戦で、2つ目の重賞タイトルを手にした。タイムは1分58秒1(良)。 1馬身1/4差の2着にはマイネルモーント(6番人気)、さらに1馬身差遅れた3着にボーンディスウェイ(8番人気)が入り、1番人気のクリスマスパレードは逃げて4着に敗れた。 中山金杯を勝ったアルナシームは、父モーリス、母ジュベルアリ、母の父ディープインパクトという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主はライオンレースホース(株)。通算成績は23戦7勝。重賞は2024年中京記念(GⅢ)に次いで2勝目。橋口慎介調教師、藤岡佑介騎手ともに中山金杯は初勝利。 ◆藤岡佑介騎手(1着 アルナシーム)「マイルCSのときよりも状態がすごく良かったです。前走は流れが忙しい印象で、2000メートルの方がいいと進言させてもらって、以前乗られていた横山典さんとも『今年は中距離の方がいいんじゃないか』という話で意見も合いました。この馬にとって今年一年どういう競馬ができるかすごく大事なレースだったので、いい結果になってすごくうれしいです。思っていたより位置取りは1列、2列後ろになりましたが、ペースが流れていると感じましたし、前走にはない手応えで4コーナーを回ってくることができましたし、あとはスムーズにさばけるかというところでした。4コーナーで外に出したときの反応はすごかったです。抜け出すとフワッとするところがあるみたいですが、ノーステッキで抜けてこられましたし、最後にステッキを入れたらしっかり反応してくれました。そこでこれは勝ったなと思いましたね。金杯を勝ったのが初めてなのでめっちゃうれしいですね。いいスタートを切れましたし、変わらずまずはけがなく、しっかり乗り切りたいと思います。今年は活躍できそうな可能性のある馬なので、応援してあげてください」