何に注意すべき?不安障害を持つ恋人やパートナーをサポートする方法
大事な場面で緊張や一時的な不安を感じることは、誰にでも起こりえること。一方で、強い不安によって心身に様々な変化が起きて日常生活に影響が出ている場合には「不安障害」の可能性も。 【マンガ】パニック障害の「予期不安」とどのように向き合う? 不安障害にも様々なタイプがあり、パニック障害や社会不安障害、不安感から同じことを繰り返す強迫性障害、全般性不安障害などが含まれ、人によって症状や引き金となる事象も異なります。 治療や回復には、心療内科など医師または資格を有する医療従事者の助言を仰ぐことが重要ですが、恋人やパートナーが不安障害を持っている場合に、どのように支えるべきか悩んでいる人もいるかもしれません。 ▼監修 ・ブリー・ジェンキンスさん:メンタルクリニック「The Gathered Life」の認定セラピスト・恋愛アドバイザー ・シェバ・アサール博士:臨床心理士、リレーションシップコーチ そこで本記事では、「不安障害を持つ恋人やパートナーをサポートする方法とその注意点」について専門家が説明します。
不安という要素が与えうる影響
恋人やパートナーが不安障害を持っているからといって、健全な恋愛関係が築けないというわけではありません。一方で、“不安”という要素が二人の関係に及ぼすかもしれない影響については理解しておく必要があるでしょう。 「パートナーはあなたを心の拠り所にしていたり、安心感を求めている可能性があります。また、不安を感じる理由は人によって異なりますが、働きすぎだったり完璧主義であることから、必要以上に考えすぎたり、あらゆる問題を過剰に管理しようとしたり、あるいは回避したりしようとすることもありえます」(ジェンキンスさん) また、不安感が社会活動や人づきあいに影響することも。 「不安を感じていると、集まりの場の雰囲気を楽しめなかったり、新しいことにチャレンジする意欲が起きなかったりすることがあります。社交的な場で不安を感じた場合、パートナーはあなたのそばから離れなかったり、人の輪の中に長時間いることを避けようとするかもしれません」(ジェンキンスさん)