「何を言われてもいい」、「言うべきことはしっかり言わないと」 山村国際が求める、上手いではない“強い”選手
生明主将も悔しそうに秋を振り返ったが、一方で埼玉を勝ち上がるポイントは、まさに守備にあると語る。 「やっぱり春以降はどのチームも力を付けてくると、どちらか一方に傾くと思うんです。だからまずは守備で流れを作り、攻撃に繋げていく。どちらも力のあるチームを作ることができればと考えています」 そんなチームを実現するため、生明主将の覚悟はもちろん決まっている。 「ほかの学校も春以降は技術を高めてくると思うので、そういうところに負けないようにチームをまとめて、冬をちゃんと乗り越えて、技術だけではなく、人としても上を目指したいと思います。そして夏は絶対に甲子園、というのを目指して頑張ります」 「野球が上手い選手はいらない。人として“強い”選手が必要」 この言葉を体現した選手が1人でも多く出てくれば、山村国際の躍進がみられるだろう。その答えは春以降だ。果たしてどんなチームになるのか、今後も戦いぶりを注目したい。