上司に「ノルマ達成のために不正をしろ」と言われたとき、流されない自分の守り方。ひろゆきが考える“ズルい”言いまわし
仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。 どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。
会社から不正を指示されたときの断り方
「ノルマ達成のために不正をしろ」と促してくる上司。不正は問題があるので断りたいが、断ったことで降格や減給をチラつかせて会社にいづらくなる可能性も。どのように反論すれば不正に手を染めず、仕事のしやすい環境を維持できるのか?
不正の証拠を握った後に、上司を“言いなり”にさせる
ビッグモーターの問題でも話題になっている、ノルマ達成が引き金となる不正行為。当然ですが、不正だと理解したうえで手を染めれば、それは明らかな犯罪です。なので、なんとか断ろうと考えるのが普通ですよね。 ただ、ノルマの恐怖に縛られてまともな思考すら奪われてしまうのが恐ろしいところ。今のポジションや将来を考えると、言い返すのもなかなか勇気のいることです。 一般的に日本のサラリーマンは“会社に乗っかれる”システムなので、指示をされたことを飄々(ひょうひょう)とこなしていたほうが安全です。 ただし、それは会社からの指示が不正を伴わない場合。不正と理解したうえで手を染めれば、あなたも処分の対象になります。上司に「個人では一切の責任を負いませんが、それでもいいですか?」などと伝え、それを録音していたとしても、不正に手を染めたことに変わりはありません。 なので、不正を指示された際の答え方は、「不正だから断る」しかないのですね。そもそも反論をする必要もありません。 ただし、その回答をした際には文面や録音などで、「不正を勧められた証拠」を残しておいてください。加えて、自分が断った言葉も録音して残しておく。そのうえで「断るなら今後、会社での立場が厳しくなるぞ」とか示唆されたら、もはやあなたの勝ちが確定です。