箱根駅伝“初代”MVPは青学大・野村昭夢!金栗杯と同時受賞 6区で衝撃の56分台/箱根駅伝
◇第101回箱根駅伝(東京・大手町~神奈川・箱根町往復/10区間217.1km) 箱根駅伝が行われ閉会式で金栗四三杯と最優秀選手賞が発表され、総合優勝した青学大の野村昭夢(4年)がいずれも選ばれた。 箱根駅伝 金栗四三杯歴代受賞者をチェック! 野村は6区で区間新記録となる56分48秒をマーク。同区間では初の56分台で、従来の区間記録だった館澤亨次(東海大、現・DeNA)が96回大会(2020年)に作った57分17秒を大きく塗り替え、総合優勝に貢献した。 鹿児島城西高出身の野村は、前回も6区を走って58分14秒で区間2位。5000mで13分33秒88、10000mは29分39秒23のベストを持つ。昨年の全日本大学駅伝では1区4位で走った。 「金栗四三杯」は、大会創設者の1人である金栗四三氏の名を冠し、第80回大会に創設。これまで、大会全体の最優秀選手に当たる賞として贈られてきた。だが、今大会から優勝チームの選手を対象に「最優秀選手賞(MVP)」が設けられ、野村が“初代”の受賞者となった。 いずれの賞も大会を主催する関東学連の植田恭史会長を中心とした選考委員会と、101回大会からは出場チームの監督も含めた投票制で選考。MVPと金栗四三杯を両方受賞する可能性もあるとしていた。
月陸編集部