前日の夜からシャワーを「12時間」流しっぱなしにしていました…来月の「水道光熱費」が高額にならないか不安なのですが、いくらになるでしょうか?
悩み事があったり、疲れていたりすると、うっかりミスをしてしまいがちです。 例えば、夜にお風呂に入った際にシャワーを止め忘れ、翌日に気づくケースなどもあるでしょう。この場合、水道光熱費がどの程度余計にかかるのかが、気になるところです。シャワーを止め忘れると、水道代だけでなくガス代や電気代もかかります。 今回は、シャワーをうっかり止め忘れて長時間出しっぱなしにした場合、どの程度の水道光熱費がかかるのかを解説します。日頃から水道光熱費について気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
シャワーを使う際にかかる水道料金
東京都水道局によると、シャワーを3分間流しっぱなしにした場合、約36リットルの水が使われるそうです。1時間流しっぱなしにした場合は約720リットル、12時間流すと約8640リットルの水が使われる計算です。1リットルあたりの水道代を0.24円とした場合、かかった水道料金の目安は、1時間の場合は約173円、12時間の場合は約2074円です。 シャワーの種類が節水タイプであったり、使用した水量が少なかったりすると、もう少し安くなる場合もあります。ただし目安として、12時間流しっぱなしにすると2000円程度は水道料金がかかると考えておきましょう。
シャワーを使う際にかかるガス料金
シャワーを使うためには、水を温めるガス料金も必要です。ガス料金は、以下の計算式で求められます。 「上昇させる温度×水量÷(熱効率×発熱量)×ガス代単価」 今回は、上昇温度を20度、水量は1時間あたり720リットル、発熱量を1万750キロカロリー、熱効率を80%、ガス代単価を130.46円で計算してみましょう。シャワーを1時間流しっぱなしにすると約218円、12時間の場合は約2621円のガス代がかかります。 ただしガスメーターには、長時間一定量のガスが流れた際に異常を検知し、自動的にストップとなる機能が設定されているケースも少なくありません。そのため、ガス代に関しては、高額請求される可能性は低くなるでしょう。